鼻茸(ポリープ)
「最近、鼻が詰まって息がしづらい」
「鼻炎だと思っていたら、においがわかりづらくなってきた」
「鼻の奥に違和感がある気がする」
こうした症状、鼻茸(はなたけ)が原因かもしれません。
鼻茸とは、鼻の粘膜にできる良性のポリープのことです。初期には症状が軽いため見逃されがちですが、大きくなってくると鼻づまりや嗅覚障害など日常生活に支障が出てくることもあります。
ふくしまみなと耳鼻咽喉科では、高精度内視鏡システムを用いた診察で、鼻茸の早期発見・治療を行っています。
特に「副鼻腔炎を繰り返している」「においがわかりにくい」などの症状がある方は、お早めにご相談ください。
鼻茸とは
鼻茸とは、鼻の中の粘膜に生じる炎症性の浮腫性ポリープです。
名前に「茸(たけ)」とありますが、キノコのように見えることから名付けられただけで、腫瘍ではなく良性のものです。
多くの場合、副鼻腔炎(ちくのう症)の慢性化に伴って発生します。とくに「好酸球性副鼻腔炎」では、再発しやすく、手術が必要になることもあるため注意が必要です。
鼻茸の主な症状
| 症状 | 内容 |
|---|---|
| 鼻づまり | 両側の鼻茸で完全に鼻呼吸ができない場合もあります |
| においがわかりにくい | 嗅覚低下・嗅覚障害がよく見られます |
| 鼻声(こもった声) | 鼻腔がふさがることで声の響きが変化します |
| 鼻の奥の違和感 | 重たさや詰まる感じ、頭重感など |
| 後鼻漏(こうびろう) | 鼻水がのどに落ちる感覚 |
| 頭痛・集中力の低下 | 特に副鼻腔炎を伴う場合に見られます |
鼻茸の原因と関係の深い疾患
鼻茸そのものは炎症性の変化で生じますが、以下の病気や体質との関連があります。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
最も多い原因です。膿性の鼻水や鼻閉、頭痛などが続き、粘膜が慢性的に炎症を起こすことで鼻茸が形成されます。
好酸球性副鼻腔炎
近年注目されている疾患で、難治性で再発しやすい鼻茸が特徴です。喘息やアレルギー疾患を合併することも多くあります。
アレルギー性鼻炎
くしゃみや鼻水だけでなく、長期間の炎症によって粘膜が変性し、鼻茸ができることもあります。
当院での診察と検査
ふくしまみなと耳鼻咽喉科では、以下のような手順で鼻茸の診察・治療を進めていきます。
内視鏡診察(鼻内ファイバー)
鼻の奥までしっかり確認できる高精度の内視鏡を使用しています。鼻茸の有無や大きさ、広がり方を詳しく観察します。
CT検査のご案内(必要に応じて)
副鼻腔炎や好酸球性副鼻腔炎の評価のため、提携病院でのCT検査をして頂きます。
アレルギー検査・血液検査
再発を防ぐために、基礎疾患の評価も大切にしています。
鼻茸の治療法
| 治療方法 | 概要 |
|---|---|
| 薬物療法 | ステロイド点鼻薬や内服薬でポリープの縮小を目指します |
| 抗生剤・去痰薬 | 副鼻腔炎が合併している場合に使用されます |
| アレルギー治療 | アレルギー性鼻炎を合併している場合に必要 |
| 手術療法(内視鏡下副鼻腔手術) | 重度または再発性の鼻茸には、提携病院にて手術を行います |
鼻茸についてのよくある質問
Q1. 鼻茸は放っておいても自然に治りますか?
A1. 自然に治ることは稀で、むしろ大きくなっていくことが多いです。鼻づまりや嗅覚障害が続く場合は治療をおすすめします。
Q2. 手術しないと治らないのですか?
A2. 軽度の場合は薬物治療で改善することもあります。ただし再発や重度の場合は、手術が必要になることがあります。
Q3. 鼻茸はがんではないですか?
A3. 鼻茸は良性のポリープで、がんではありません。ただし見た目では区別が難しいこともあるため、しっかりと診察します。
院長より
鼻茸は、鼻づまりやにおいの低下といった生活の質を大きく下げる症状を引き起こします。
「ずっと鼻が詰まっている」「何を食べても味がしない」とお悩みの患者さんが、当院での治療で鼻呼吸がしやすくなり、日常が楽になったという声も多くいただいております。
ふくしまみなと耳鼻咽喉科では、内視鏡を用いた確実な診察と、症状に合わせた薬物療法・必要に応じた病院紹介による手術対応を行っています。
においの異常や鼻づまりが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
