歯性上顎洞炎
歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)は、上の奥歯の虫歯や歯の根の感染(根尖病巣)などが原因で、鼻の横にある「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞に炎症が広がる病気です。
片側の鼻づまりや鼻水、頬の痛み、口臭などが特徴で、放置すると慢性化して繰り返すことがあります。
当院では、耳鼻咽喉科専門医による内視鏡検査と画像診断を行い、歯科とも連携して治療を進めます。港区だけでなく、中川区・熱田区・南区・蟹江町・弥富市からも通いやすく、日曜診療・WEB予約にも対応しています。
歯性上顎洞炎の原因
歯性上顎洞炎は、上顎洞のすぐ下にある上の奥歯の病変が原因で起こります。
虫歯や歯周病の悪化
歯の根の先まで感染が広がると、骨を通じて上顎洞に細菌が入り込みます。
歯科治療後の合併症
インプラントや抜歯、根管治療の際に細菌が入り込む場合があります。
歯根嚢胞(しこんのうほう)
歯の根にできた袋状の病変が破れて炎症を引き起こすことがあります。
歯性上顎洞炎の症状
-
片側だけの鼻づまり
-
膿のような鼻水(黄色や緑色)
-
頬や奥歯のあたりの痛み
-
口臭
-
鼻水がのどに流れる(後鼻漏)
-
発熱や全身のだるさ(急性期)
片側だけの鼻症状や頬の違和感は、歯性上顎洞炎の特徴です。
歯性上顎洞炎によって引き起こされる可能性がある病気
-
慢性副鼻腔炎(片側性)
-
頬部蜂窩織炎(頬の皮膚や皮下組織の炎症)
-
眼窩蜂窩織炎(目の周囲の炎症)
-
鼻茸(はなたけ)形成
特に片側性の慢性副鼻腔炎は歯が原因のことが多く、見逃さないことが大切です。
歯性上顎洞炎の検査
内視鏡検査
鼻の中を詳しく観察し、膿や粘膜の腫れを確認します。
CT撮影(連携病院にて)
上顎洞と歯の位置関係や炎症の広がりを確認します。
歯科でのレントゲン・診察
原因となっている歯の特定に必要です。
歯性上顎洞炎の治療法
歯性上顎洞炎は耳鼻咽喉科と歯科の連携が重要です。
原因歯の治療(歯科)
虫歯や根尖病巣の治療、抜歯などを行います。
耳鼻咽喉科での鼻・副鼻腔治療
- 抗菌薬投与
- 鼻内洗浄・ネブライザー
- 内視鏡下副鼻腔手術(必要な場合)
生活指導
鼻を強くかまない、口腔ケアをしっかり行う、水分補給など。
歯性上顎洞炎についてのよくある質問
Q1. 歯性上顎洞炎は耳鼻咽喉科と歯科どちらに行けばいいですか?
A1. 両方の受診が必要です。当院では歯科との連携を行いながら治療を進めます。
Q2. 抜歯をすれば治りますか?
A2. 原因歯の治療で改善することが多いですが、炎症が残る場合は鼻側の治療が必要です。
Q3. 放置するとどうなりますか?
A3. 慢性化し、膿や炎症が広がると頬や目の周囲まで腫れることがあります。
院長より
歯性上顎洞炎は、歯の病気が原因で起こる副鼻腔炎です。片側だけの鼻づまりや鼻水、頬の違和感は、虫歯や歯科治療後の影響かもしれません。
私はこれまで中京病院や中部労災病院で多くの副鼻腔炎の診療と手術を行ってきました。当院では歯科とも連携し、適切な診断と治療を行います。気になる症状がある方はお早めにご相談ください。
港区・中川区・熱田区・南区・蟹江町・弥富市からもアクセス良好で、日曜診療・WEB予約にも対応しています。
