耳がかゆい
耳がかゆくなる原因はさまざまで、一時的なもので自然に治ることもあれば、病気が隠れていることもあります。耳をかきすぎると皮膚が傷つき、炎症や感染を引き起こすことがあります。
当院では、耳鼻咽喉科専門医による顕微鏡下での丁寧な診察と、必要に応じた治療・生活指導を行います。港区だけでなく、中川区・熱田区・南区・蟹江町・弥富市からもアクセスしやすく、日曜診療・WEB予約にも対応しているため、忙しい方も安心して受診できます。
耳がかゆい原因
耳のかゆみは以下のような原因で起こります。
外耳炎(がいじえん)
耳の入口から鼓膜までの外耳道が炎症を起こした状態です。耳かきや爪での損傷、プール後の水分残りなどが原因になります。
耳あか(耳垢)のたまりすぎ
耳あかが湿っているタイプの方や、耳掃除の頻度が多い方に起こりやすいです。
湿疹や皮膚炎
アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(イヤホンや補聴器によるかぶれ)など。
真菌(カビ)感染
外耳道真菌症と呼ばれ、慢性的なかゆみや耳だれの原因になります。
アレルギー反応
化粧品、シャンプー、耳飾りの金属などが刺激となる場合があります。
乾燥
冬場や加齢により耳の皮膚が乾燥し、かゆみが出ることがあります。
耳がかゆいときに考えられる病気
耳のかゆみを放置すると、次のような病気に発展することがあります。
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慢性外耳炎
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外耳道真菌症
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外耳道湿疹
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鼓膜穿孔(炎症が進んで鼓膜に穴があく)
かゆみと同時に耳だれ、耳の詰まり感、痛み、聞こえにくさがある場合は、早めに受診しましょう。
耳がかゆいときの処置や治療法
原因や症状に応じて以下のような治療を行います。
耳の清掃
専用の器具や顕微鏡を使い、耳あかや膿を安全に取り除きます。
薬物療法
炎症やかゆみを抑える点耳薬(ステロイドや抗菌薬)、抗真菌薬などを使用します。
生活指導
耳かきのやりすぎを控える、入浴やプール後に耳を乾かす、刺激物の使用を避けるなど。
アレルギー対応
原因となる物質(イヤホン、化粧品など)を特定し、避けるよう指導します。
耳がかゆいときの注意点
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耳の中を頻繁にかかないこと
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綿棒を使いすぎないこと(奥まで入れると皮膚を傷つけます)
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市販の耳薬を自己判断で長期間使わないこと
耳がかゆいについてのよくある質問
Q1. 耳かきはどれくらいの頻度でしてよいですか?
A1. 耳あかは自然に外に出てくるため、基本的に頻繁な耳掃除は不要です。月1回程度で十分な方が多いです。
Q2. イヤホンや補聴器を使うと耳がかゆくなります。どうすればいいですか?
A2. 使用時間を短くする、清潔を保つ、素材を変えるなどの工夫が有効です。
Q3. 耳のかゆみと耳だれが同時にありますが、重い病気ですか?
A3. 外耳炎や真菌症の可能性があります。自己処置せず早めに受診してください。
院長より
耳のかゆみは軽く考えられがちですが、放っておくと炎症や感染が悪化して長引くことがあります。私はこれまで中京病院や中部労災病院で耳の病気を多く診療し、顕微鏡を使った精密な治療を行ってきました。
耳のかゆみが続く、耳だれや詰まり感を伴う場合は、ぜひお気軽にご相談ください。港区・中川区・熱田区・南区・蟹江町・弥富市からも通いやすく、日曜診療・WEB予約にも対応しております。