好酸球性副鼻腔炎
「鼻づまりがずっと治らない」
「何度手術しても再発してしまう」
「鼻水というより、においがまったくわからなくなった」
「ステロイドを飲むと症状は軽くなるけれど、やめるとぶり返す」
このようなお悩みがある方は、もしかすると「好酸球性副鼻腔炎(ECRS)」という慢性的な炎症性疾患の可能性があります。
通常の副鼻腔炎(蓄膿症)とは異なり、アレルギーや自己免疫が関係することが多く、治りにくく、再発を繰り返しやすい難治性の副鼻腔炎です。
ふくしまみなと耳鼻咽喉科では、高精度内視鏡システムを用いた診断や、ステロイド・手術後管理を含めた包括的な治療を行っています。特に院長の福島昌浩は中京病院、中部労災病院で鼻の手術を専門とし、中でも好酸球性副鼻腔炎の手術を数多く経験しています。
耳鼻科専門医としての視点から、患者さま一人ひとりの症状に寄り添った診療を心がけています。
好酸球性副鼻腔炎とは?
好酸球性副鼻腔炎とは、好酸球という白血球の一種が副鼻腔(鼻の奥の空洞)に集まって、慢性的な炎症を引き起こす病気です。
2000年代以降、日本でも報告が増えており、アレルギー体質や喘息を持つ方に多く見られます。
従来の副鼻腔炎とは異なり、鼻茸(ポリープ)が多発し、手術しても再発しやすく、においが分からなくなるといった症状が強く出る傾向があります。
医学的には「難治性副鼻腔炎」に分類され、治療には時間がかかることもあります。
好酸球性副鼻腔炎の主な症状
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鼻づまり(両側性が多く、非常に強い)
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においがわからない(嗅覚障害)
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鼻水(粘り気のある黄色~緑色)
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鼻茸(ポリープ)による鼻の違和感
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鼻声、いびき
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頭重感、集中力低下
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咳(後鼻漏による)や喘息の悪化
好酸球性副鼻腔炎の原因
原因はまだ完全には解明されていませんが、以下のような背景が関係しているとされています。
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| アレルギー体質 | 花粉症やハウスダストアレルギーとの関連が指摘されています |
| 喘息の合併 | 約7割の患者さんが喘息を併発しています(鼻と肺のつながり) |
| 好酸球の増加 | 本来は寄生虫やアレルギーに対抗する白血球が、過剰に働き炎症を起こします |
| 遺伝的要因 | 体質的に好酸球が増えやすい人もいます |
当院での診断方法
ふくしまみなと耳鼻咽喉科では、高精度内視鏡による観察と画像診断、必要に応じて血液検査を組み合わせて、好酸球性副鼻腔炎の可能性を見極めます。
主な検査内容
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鼻内視鏡検査(鼻茸の有無・副鼻腔の状態の確認)
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血液検査(アレルギー反応の確認)
治療法について
好酸球性副鼻腔炎は再発しやすい病気ですが、以下のような治療で症状のコントロールと再発防止が可能です。
薬物療法
| 薬剤 | 効果 |
|---|---|
| ステロイド薬(内服・点鼻) | 炎症を抑え、症状を軽減 |
| 抗アレルギー薬 | 好酸球の活動を抑制 |
| 抗生物質 | 細菌感染が合併している場合に使用 |
| 生物学的製剤(専門施設紹介) | 重症例では、デュピルマブなどの注射薬も選択肢となります(紹介可能) |
手術療法(必要に応じて)
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内視鏡下副鼻腔手術(ESS)
鼻茸や副鼻腔の病変を除去し、通気・排出を改善。
再発予防のための術後管理が重要です。
当院では、必要に応じて連携医療機関をご紹介し、術後管理や再発予防のための継続的なフォローを行います。
よくある質問:好酸球性副鼻腔炎について
Q1. 副鼻腔炎との違いは?
A1. 一般的な副鼻腔炎は細菌感染が中心ですが、好酸球性副鼻腔炎はアレルギー性で、再発・難治性の傾向が強いのが特徴です。
Q2. 手術すれば治りますか?
A2. 完治というより「コントロールしていく病気」と考えることが多いです。術後もステロイド治療や再発予防が必要です。
Q3. 嗅覚障害は元に戻りますか?
A3. 早期治療で改善する例もありますが、完全に元に戻らないこともあります。治療のタイミングが重要です。
院長より
好酸球性副鼻腔炎は、見た目にはわかりづらいけれど、日常生活の質を大きく下げる病気です。
「また鼻づまりがぶり返した」「手術したのに良くならない」――そんな方こそ、一度しっかりと専門的な評価が必要です。
ふくしまみなと耳鼻咽喉科では、高精度の内視鏡システムを用いて、見逃しのない丁寧な診察と、患者さん一人ひとりに合わせた治療提案を行っています。
港北駅徒歩2分・駐車場31台完備・日曜診療あり・WEB予約にも対応しており、通院のしやすさも当院の魅力のひとつです。
再発に悩まれている方、何度も薬を変えてきた方も、ぜひ一度当院へご相談ください。
